2014年度通年 演習(国際機構法)

演習の概要

演習の記録

演習の概要・目的

国際機構法の研究に必要な「素養」を身につけるため、基礎的問題について理論・実証のバランスの取れたフランス語文献を精読する。

計画と内容

受講生は、扱う文献の一部を要約して報告し、それを基に議論を重ねる。

履修要件
国際法について学部水準の理解を有していることを前提とする。第1週から報告を基に議論を始めるため、参加希望者は事前にM本まで連絡されたい。
成績評価の方法・基準
 平常点による。

 理由の如何を問わず、3回以上欠席する者は評価の対象としない。

教科書

使用する文献は以下の通り(3月11日掲載)。

院生在籍中にEU法をしっかり学ぶ機会を一度は得る必要があり、今回、4年ぶりにEU法を扱うこととする。このMilletの博論は憲法のそれであるが、憲法・ヨーロッパ法・国際法を区別することにどれほどの意味があるかを考える機会にもなろう。また、様々な賞を獲得した博論であるため、院生が博論を書く上で一つの目安になることも期待される。

今回は、事柄の性質上、ECJや各国裁判所の裁判例を併せて検討していかねばならない。そのため、1回に扱うページ数は10頁程度とし、そこで扱われている 裁判例のうち少なくとも主要と考えられるものも一緒に読み進めることとする。

参考書等

特になし。

その他
オフィスアワーは開講時に指示する。

フランス語の学習一般については、こちらを参照。