2013年度後期 演習(国際機構法)

ゼミの記録

←ゼミ概要

9月30日
(金曜時間割)
予習課題 ゼミ概要参照
ドーピング規制の歴史・基礎につき議論。
10月4日

予習課題

  1. Pechstein v. International Skating Union, CAS 2009/A/1912; Deutsche Eisschnelllauf Geminschaft e.V. v. International Skating Union, CAS 2009/A/1913, Arbitral Award, 25 November 2009.
  2. Annus v. International Olympic Committee, CAS 2004/A/718, 31 March 2005.

いずれの仲裁判断例も、原文はCASウェブサイトに、日本語評釈は日本スポーツ仲裁機構『ドーピング関連仲裁判断評釈集』(2011年3月)に、それぞれ掲載されている。

両事件について議論

  • Pechsteinは、この判断による資格停止により生じた損害の賠償を求めて、ISUを相手に2013年9月にドイツ国内裁判所に提訴している(ニュース)。ユネスコ・アンチドーピング条約の当事国たるドイツの裁判所としては、どのような判断を下すべきだろうか。
10月18日 講演会「国際法を用いた法曹実務」井口直樹弁護士(長島・大野・常松法律事務所) (講義ではありません)
10月25日

予習課題

  1. Puerta v. ITF, CAS 2006/A/1025, 12 July 2006.
  2. WADA v. USADA, USBSF & Lund, CAS OG 06/001, 10 February 2006.
  3. WADA v. USADA & Thompson, CAS 2008/A/1490, 25 June 2008.

これらの仲裁判断例も、原文はCASウェブサイトに、日本語評釈は日本スポーツ仲裁機構『ドーピング関連仲裁判断評釈集』(2011年3月)に、それぞれ掲載されている。

これらの事件について議論

  • 「厳格責任」の現実的意味
  • 制裁減免の判断方法
  • ドーピング検査対象選手の選び方
11月1日

予習課題

Contador事件について議論

  • スイス法の適用のあり方
  • 制裁減免の判断方法
  • 証明責任の配分
11月18日

予習課題

Zuikerbuijk事件について議論

  • 「比例性」とは?
  • オランダ民法上の強行規範の解釈のためにスイス連邦裁判所の判例が参照されるのはなぜか?