2022年度後期 国際安全保障法

講義の記録

講義の概要

講義開始前

教科書「第0章 序」を読んでおくこと。国際法を学んだことのない者、または記憶の彼方に行ってしまったという者は、第1章から第6章までも併せて読んでおくこと。
10月6日 第1回  「戦争の違法化」の過程 台湾出兵から太平洋戦争まで

教科書 第9章I1

予習課題(誤字訂正したものを10月2日に掲載。ファイル名は変えていません。)
10月13日 第2回 国連の集団安全保障の構想と変遷 朝鮮戦争から平和維持活動の誕生まで

教科書 第9章I2、第11章I1(1)・(2)(a)【10月6日修正】

予習課題
10月20日 第3回 国連の集団安全保障の展開 安保理による武力行使の「授権」・平和維持活動の変質
教科書 第11章I1(2)(b)・(3)、2【10月6日修正】
予習課題
教科書も予習課題も講義までに隅々まで読んできていることが講義参加の前提であり、講義では、教科書や資料を読んだだけでは理解が十分に得られないと思われる部分についてのみ扱います。講義で扱われなかった部分についても、疑問や質問があれば講義時に遠慮なく提示してください。
10月27日 第4回 国連の平和維持活動への日本の関与
教科書 第11章III
予習課題

レポートについて

シラバスに記しているとおり、レポートを課す。「具体的な事例」として何を扱うかはM本と相談の上で決定するので、遅くとも11月10日(木)までに扱う事例の案を各自M本に送ること。同一の事例を複数の受講生が選択する場合、先に申し出た者を優先し、後に申し出た者は別の事例を扱うこととする。

レポート提出締切:1月5日(木)17時
字数制限:注を含めて1万字(Wordの「単語数」)を上限とする。下限は設けない。
注の形式:国際法外交雑誌執筆要領による。

11月10日 第5回 武力行使の定義 どのような実力行使が禁止されているのか

教科書 第9章II、第8章I 3(2) 【10月27日修正】

予習課題 【10月29日改訂版アップロード】
11月17日 第6回 自衛権
教科書 第9章III
予習課題
11月24日 第7回 在外自国民保護・人道的干渉・「保護する責任」
教科書 第9章IV
予習課題【11月23日改訂版アップロード。2頁下から6行目の頁数追記のみ】
12月1日 第8回 安保理による非軍事的「制裁」
教科書 第7章II
予習課題
12月8日 第9回 経済安全保障 通商・投資規制
教科書 第7章III
予習課題
12月15日 第10回 軍備管理
教科書 第7章I

講義までに視聴しておくべき資料

講義では、以下の資料を基に、LAWSの規制の是非・あり方について議論する。

  • Guiding Principles (2019) CCW/MSP/2019/9, para. 31, Annex III.
  • CCW 2022年会合に提出された書面のうち、以下を見る。
    • Principles and Good Practices...(日本ほか)
    • Written Commentary...(アルゼンチンほか)
    • Working Paper(中国)
    • Working Paper(ロシア)
12月22日 第11回 武力紛争法 保護される人
教科書 第10章IからIV、VII
予習課題
1月5日 第12回 武力紛争法 害敵方法・害敵手段
教科書 第10章V、VI

予習課題 教科書以外なし

 講義では、教科書(および該当する条約条文)を熟読してきていることを前提として、現実または仮想の事例を用い、どのような規範に基づいてどのように判断すべきか議論します。
1月12日 第13回 武力紛争法 履行確保
教科書 第10章XI、第13章I

予習課題 教科書以外なし

参考資料 カンパラ会議における日本の立場

 講義では、教科書を読んで理解できなかったところ、疑問を抱いたところを各受講生が挙げ、それについて議論します。

1月19日 第14回 日米安全保障条約と中立法
教科書 第10章XII、第12章

予習課題 教科書以外なし

 講義で説明したように、問題を別途配布します。

 

 


 

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