2017年度後期 演習(国際機構法)

ゼミの概要

ゼミ開始(10月6日)までにしておくべき準備

  1. 自分が取り組みたいテーマ案を考える。
  2. それに関する論文・資料を読む。資料の探し方はこちら
  3. 読んだ上でテーマ案を再考し、必要であれば変更・修正・絞り込みをする。
  4. 2.と3.の繰り返し。

初回のゼミでは、

  • テーマ案の簡単な説明(A4・1枚)
  • 文献リスト(読了分と未読了分とを分けて作成)

を提出して下さい。それを基に、テーマを洗練させるべく全員で議論します。

何か質問があれば、遠慮せずにM本まで連絡して下さい。

 

以下の概要は、KULASISに掲載されているものと同内容です。

科目

国際機構法
担当教員 M本正太郎
曜日
演習題目 学術論文を書いてみよう
演習の概要・目的

法学部では、自己独自の意見をまとめて文章化する訓練を受けることはほとんどない。たしかに、法学においては常識を身につけることが何より大切であるため、「独自の見解」はむしろ否定的に評価される。しかし、いずれAIに取って代わられる程度の仕事を超えることをしたいのであれば、常識を身につけた上で、その常識を乗り越える独創的見解を構築する力が必要となる。この演習では、徹底した調査により「常識」を身につけ、そしてそれを乗り越える知的訓練として、「学術論文」執筆に取り組む。

国際法・国際機構法の問題とは、すなわち世界が抱える問題である。世界大の視野で物事を考え、世界に通用する自己の見解を構築することを目的とする。

到達目標
  • 専門的内容のリサーチを網羅的に行えるようになる。
  • 自己の見解を文章で明晰に表現できるようになる。
  • 論文作成を通じて、法の「使い方」を身につける。
計画と内容

各自、自分で研究したいテーマを決める。国際法・国際機構法に関するテーマであれば、どのようなものでもよい。そのテーマについて調べ、調査研究の進展に伴ってテーマを洗練・修正・変更し、既存の研究(「常識」)のどこに不足があるかを解明し、その不足部分について自らの見解を示すことを試みる。

毎回のゼミでは、受講生の人数次第ではあるが、各自がその時点における到達状況を示し、どこをどのように改善すべきかにつき全員で考え、討論することを基本とする。最終的には、全員が「学術論文」の名に値する文章を作成する。

履修要件

国際法第一部・第二部とも履修済みであることが望ましく、少なくとも国際法第一部をゼミと並行して履修することを強く勧めるが、意欲と覚悟があればいずれも要件とはしない。

合否判定方法 平常点および論文
授業外学習(予習・復習)

ゼミ開始までに自らのテーマにつき考え、調べ始めておくこと。具体的には、前期期末試験終了後にこのウェブサイトに指示を掲載する(このページ上部に掲載済〔8月10日〕)。

その他

教科書・参考書は使用しない。

国際法・国際機構法の研究であるため、扱う文献のかなりは英語となる。大量の英語を読む訓練の場としても活用されたい。

質問があれば、M本まで。