神戸大学国際法
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 国際社会で活躍する

せっかく国際法を勉強したなら、せっかく「国際都市」神戸で学んだなら、世界に出てみませんか!


   国際公務員  外務省  経済産業省  防衛省  その他


国際公務員

 うれしいことに、国際公務員――国際連合のような国際機構に勤務する職員――を志望する学生が増えています。国際公務員になるためには、もちろん、それ相応の努力が求められます。まず、学部を出ただけで国際公務員になることはできません。最低でも修士号を取得するか、あるいは数年の実務経験が必要です。英語・フランス語は当然に求められると考えてください。ですから、早くから準備するにこしたことはありません。

 なによりもまず、「どうすれば国際機構に就職できるのか」について、情報を集めるところからはじめましょう。

 外務省国際機関人事センター
  まずはこのサイトを隅から隅まで読んでみましょう。

 国際公務員就職情報
  このサイトも、リンク集を含め、大変役に立ちます。

 国連の求人情報(英語フランス語

 国際連合広報センター「国連で働くということ

 このほか、国際公務員として活躍した人々の著作は必読です。思いつくままに挙げると、つぎのものがあります。

 「国際」公務員ですから、外国語で仕事をすることになります。せめて、英語とフランス語を仕事で使えるようにならなければ。もちろん、加えてスペイン語・中国語などができればさらに有利になります。

 英語については、「国連英検」に挑戦してください。あまり知られてはいませんが、いわゆる「英検」や、TOEFL・TOEICなどより、さらにハイレヴェルな英語の試験です。国際公務員を目指すなら、ぜひA級を、できれば特A級を取ってください。

 フランス語については類似の試験はありません。「仏検」の1級を目指すのもいいでしょうが、国際的に通用するTCFDELF/DALFに挑戦することを勧めます。フランス語の勉強法については、「フランス語FAQ」のページを参照。

 国際公務員には、学部卒業ではなることができません。一定期間以上の質の高い実務経験があれば別ですが、通常は、最低でも修士号が必要となります。神戸大学では、大学院国際協力研究科がそのような実務家養成のために設置されています。国際協力研究科・法学研究科の国際法担当教員は、密接に協力して教育にあたっています。詳しくは、神戸大学国際法 を参照してください。

 大学院に進学するためには、学部時代にしっかりとした基礎力をつけておく必要があります。今からがんばって勉強しておいてください。「国際公務員になるための必修科目」などはありませんが、

をしっかりと学んでおいてください。とりわけ、日本についての科目は忘れられがちですが、国際舞台で活躍する上で、これは必須です。

 


外務省

 日本の外務省で活躍する人材も重要です。神戸大学からはあまり目指す人がいないようですが、ぜひ挑戦してみてほしいところです。国家公務員採用I種試験による採用および外務省専門職員採用試験による採用があります。外務省採用情報を参照してください。


経済産業省

 FTA/EPAや投資保護協定の締結に見られるように、経済産業省も国際法に関わる官庁です。経済産業省採用情報を参照。


防衛省

 防衛省も、国家公務員採用I種試験により事務系職員を採用するほか、防衛省職員採用II種試験で「国際関係」専門の職員を採用しています。


その他にも、国際協力事業団(JICA)国際協力銀行(JBIC)国際交流基金日本貿易振興機構(JETRO)など、いろいろな仕事があります。