法学研究科配布の「授業要覧」に掲載されているものです。
授業科目 フランス法文献研究
担当教官 助教授 M本 正太郎
開講期等 後期 2単位
授業のテーマと目標
法学・政治学研究に必要な程度のフランス語読解力を養成することを目標とする。参加者の希望があれば、国連・赤十字等が作成したビデオ教材を用いて聞き取りの訓練もしてみたい。
授業内容の要旨と授業計画
教科書を翻訳し、それに基づき議論する。
教科書
教科書 de LACHARRIERE
(Guy), La politique juridique extérieure, Paris, Economica, 1983, 236p. 本書の一部を読む。
著者は、フランス外務省で実務に携わり、のちに外務省法律顧問、さらには国際司法裁判所判事となった。本書は、実務家の立場から国際法の機能を分析した著作として、あらゆる言語を通じておそらく最高のものである。
参考書 「翻訳」ということについて、下記著作のうち一つは事前に読んでおくこと。
鈴木主税『私の翻訳談義』(河出書房新社、1995年)。
別宮貞徳『翻訳読本』(講談社現代新書、1979年)
柳瀬尚紀『翻訳はいかにすべきか』(岩波新書、2000年)。
履修上の注意
国際法を履修しているかどうかは問わない。フランス語を全く学習したことのない者であっても、これを機に習得する意欲があるならば、参加を歓迎する。
成績評価方法
平常点および(簡単な)レポート
学生へのメッセージ
前期のうちにフランス語能力を少しでも高めておきたいという希望があれば、別の文献を用いた読書会を計画しているので参加されたい。この読書会は単位にはならず、後期の授業の参加条件となるものでもない。前期の読書会のみの参加も可能。関心のある者は、M本まで直接連絡を。