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神戸大学大学院法学研究科 2006年度後期
国際法特殊講義
講義の概要
講義計画(10月5日配布)
○授業のテーマと目標
国際司法裁判所の判決・勧告的意見をいくつかとりあげ、その読み方を身につけると共に、関連する実体法・手続法の理解を深める。
○授業内容の要旨と授業計画
担当者による簡潔な報告と全員での討論。報告の技術・討論の技術を学ぶことも講義の目的である。
○教科書・参考書
Jus ad bellum / jus in belloが問題となった事例を取り上げる。ニカラグア事件(1984-86年)、石油プラットフォーム事件(1996-2003年)、コンゴ領内軍事活動事件(2000-2005年)の3つの訴訟事件を検討し、時間に余裕があれば、さらに、核兵器使用合法性勧告的意見(総会・1996年)、パレスティナの「壁」勧告的意見(2004年)にも取り組む。
いずれも安全保障法・武力紛争法を主たる内容とする事件だが、判決・勧告的意見を総体的に理解することを目標とするので、関連する他の実体法規則や、裁判手続法も検討対象とする。
○履修上の注意
報告・討論への参加・レポートによる。
○成績評価方法 期末試験・平常点・レポート
開講時に指示する。
○オフィスアワー
開講時に指示する。
○ 学生へのメッセージ
国際司法裁判所の公用語は英語・仏語である。仏語が読めることは本講義受講の前提とはしないが(もっとも、裁判所に仏語で提出される書面は英語に翻訳されないのだけれども)、大量の英語を読むことになるので、覚悟の上、受講されたい。もちろん、その負担を上回る大きな成果が得られるだろう。