2021年度後期 演習(国際機構法)

ゼミの概要

 

受講生へ(9月7日掲載)

連絡が遅れて失礼しました。初回(10月1日)は、自分が書きたいテーマをA4・1枚にまとめて、直前で結構ですのでM本まで添付ファイルで送付してください。内容はおおよそ以下のようにしてください。

  • おおよそのテーマ(題目)
  • 書きたい・考えてみたい内容(箇条書きで結構です)

可能な範囲で資料収集し、読み始めておいてください。質問があれば遠慮なくご連絡ください。

 

科目

国際機構法
担当教員 M本正太郎
曜日
演習題目 学術論文を書いてみよう
演習の概要・目的

法学部では、自己独自の意見をまとめて文章化する訓練を受けることはほとんどない。たしかに、法学においては常識を身につけることが何より大切であるため、「独自の見解」はともすれば否定的に評価されがちである。しかし、いずれAIに取って代わられる程度の仕事を超えることをしたいのであれば、常識を身につけた上で、その常識を乗り越える独創的見解を構築する力が必要となる。

この演習では、徹底した調査により「常識」を身につけ、そしてそれを乗り越える知的訓練として、「学術論文」執筆に取り組む。 国際法・国際機構法の問題とは、すなわち世界が抱える問題である。世界大の視野で物事を考え、世界に通用する自己の見解を構築することを目的とする。

到達目標
  • 専門的内容のリサーチを網羅的に行えるようになる。
  • 自己の見解を文章で明晰に表現できるようになる。
  • 論文作成を通じて、法の「使い方」を身につける。
計画と内容

各自、自分で選んだテーマにつき、論文を執筆する。とりあえず一応のテーマを決め、それについて調べ、考え、わかった内容に応じてテーマを修正し、さらに調べ、考え、……を繰り返す。

毎回のゼミでは、受講生の人数次第ではあるが、各自がその時点における到達状況を示し、どこをどのように改善すべきかにつき全員で考え、討論することを基本とする。最終的には、全員が「学術論文」の名に値する文章を作成する。

相互批評(peer-review)はこのゼミの主要な要素である。各受講生は、他の受講生が進める研究についてもある程度予習した上で、建設的な批判をすることも求められる。

履修要件

国際法第一部・第二部とも履修済みであることが望ましく、少なくとも国際法第一部をゼミと並行して履修することを強く勧めるが、意欲と覚悟があればいずれも履修していなくともよい。

合否判定方法 平常点(他の受講生の研究への批評)および論文
授業外学習(予習・復習)

自らの論文執筆のための作業と共に、他の受講生の研究に対して適切な批評をするための準備も必須である。

その他

国際法・国際機構法の研究であるため、扱う文献のかなりは英語となる。大量の英語を読む訓練の場としても活用されたい。 夏休みの間に、自分なりにリサーチを進めて研究テーマをかなり具体化させておく必要がある。

そのための作業については、前期期末試験終了時にM本ウェブサイトに掲載する。