2016年度後期 国際機構法
講義の記録
10月11日
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第1部 国際機構法の前提――国家 1. ヨーロッパにおける「主権」概念の誕生・イスラーム「国際」秩序 |
予習課題 |
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参考資料
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10月13日 | 2. 中華国際秩序 構造と構成単位間関係 |
予習課題 以下の2つのいずれかを読んでおく
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10月18日 | 3. ヨーロッパ国際法との接触と東アジア秩序の変容 |
予習課題 以下の2つのいずれかを読んでおく
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講義で用いた資料 |
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10月20日 | 第2部 国際機構法萌芽期 1.機構の初期形態 背景・機能・法的地位 |
予習課題 |
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10月25日 | 2.第一次世界大戦の戦後処理 |
予習課題 |
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10月27日 | 3. 機能する国際連盟 |
予習課題 |
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講義で言及した資料
【訂正】講義では何度も"the Principal Allied and Associated States"と言っていましたが、ヴェルサイユ条約119条にもあるように、"the Principal Allied and Associated Powers"です。失礼しました。 |
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11月1日 | 4. 機能しない国際連盟 |
予習課題 |
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11月8日 | 5. 大東亜共栄圏構想 |
予習課題 |
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11月10日 | 6. United Nationsの国際秩序構想 |
予習課題 |
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11月15日 | 7. 国際連盟から国際連合へ |
予習課題 |
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11月17日 | 8. 国際機構法の誕生 |
予習課題 |
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11月24日 | 第3部 国際機構法総論 1. 参加 |
予習課題 |
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12月1日 | 2. 権限 |
予習課題 |
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12月6日 | 3. 内部構造 |
予習課題 2回分を1回の講義で扱います。 |
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12月8日 | 5. 政策の策定と実施(2)――規範定立 |
予習課題 |
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12月15日 | 6. 政策の策定と実施(3)――規範内容実現 |
予習課題 |
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12月20日 | 7. 責任(1)――国際機構の責任 |
予習課題 |
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12月22日 | 8. 責任(2)――国際機構に関する国家の責任 |
予習課題 |
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12月27日 | 9. 紛争処理(1)――国際機構設立文書・派生法に基づく手続 |
予習課題 |
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1月5日 | 10. 紛争処理(2)――国際機構外部の手続 |
予習課題 |
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1月12日 | 11. 紛争処理(3)――免除 |
予習課題 |
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1月17日 | 11. 紛争処理(3)――免除 続き |
予習課題 前回分をきちんと予習してくること | |
1月24日 | 13. 国際機構に類似する存在 |
予習課題(講義計画と順番が異なることに注意) |
★講評★
問1
試験の際に伝えましたように、UNOPSについて何も知らなくても答えられる問題です。
(1)補助機関ですから独自の法人格を持つわけはないのですが(国連大学事件に関する議論を思い出して下さい)、意外にも「法人格を有する」との回答が圧倒的多数でした。そのような回答であっても、法人格に関する記述に応じて加点しています。
(2) 黙示的権限(国連損害賠償勧告的意見)や補助機関の権限(国連行政裁判所勧告的意見)などが理解できていれば、それに応じて加点しています。なお、「上記UNOPS財政規則は……」と書いているにも拘わらず、特段の説明なく同規則を根拠として挙げている答案がいくつもありました。問題と異なる立場を採ること自体は構いませんが、その場合にはなぜその立場が正当なのか、説明しなければ。
問2
(1) 国家が構成単位になっていないことが理解できているかどうかが主たるポイントになります。
(2) ここは、いろいろな説明方法がありますので、それなりに一貫した説明ができていれば、説明の内容に応じて加点しています。問題を無視して、国際機構の歴史一般論を論じた答案がありましたが、もちろんそれは評価の対象になりません。