2014年度前期 グローバルガバナンス

講義の記録
 

 

4月8日

イントロダクション(中西寛教授)

4月15日

国際経済ガバナンス――通商・投資・金融における規制のあり方の違い

【予習課題】

 

4月22日 中西寛教授担当回
5月13日 国際経済ガバナンス――G5, G7, G8, G20

【予習課題】

 

5月20日 中西寛教授担当回
5月27日 国際経済ガバナンス――「南北問題」は消滅したか

【予習課題】

 
6月3日 中西寛教授担当回
6月10日 地球環境法――「科学」を法はどう扱うか 捕鯨問題を例に

【予習課題】

地球温暖化について、一般的な見方に対する批判 が残っている――反原発論者には、「CO2等による地球温暖化」は嘘だと主張するものも多い ――ように、環境問題においては原因事実の特定あるいは因果関係の証明が科学的に困難であることが稀でない。そもそも、合法か違法か、権利があるかないか、という二分論で論じがちな法的議論と、不確実性をそのまま表現しようとする科学的議論とはかみ合わないことが多い(関連文献)。

オーストラリアが日本を国際司法裁判所に訴えた南極海における捕鯨事件では、日本が南極海で行っている捕鯨が「科学調査のための」捕鯨であるかどうか(捕鯨取締条約8条)が争われた。科学的知見を有さない裁判所は、どのようにして「科学調査のため」であるかどうかを判断すればいいのか。当事者の主張と裁判所の判決とを見ながら考える。

 
6月17日 中西寛教授担当回
6月24日 新しい安全保障 テロ・国際犯罪――分業(司法共助)体制と集中(国際刑事裁判所)体制の功罪

【予習課題】

テロ行為を含む国際犯罪への法的対応の例を理解し、その長短について考えてくる。

 

7月1日 「国」という単位――崩壊国家 保護する責任は誰にあるか

【予習課題】

 
 

レポート(7月1日掲載

  • 字数 1万字〜1万5千字(脚注を含む)
  • 内容
    • 講義で扱われた事項に関するテーマ
    • 字数制限にふさわしい内容
    • テーマは受講生自身で設定する。ただし、的外れのテーマにならないようにするため、M本の了承を得ておくと安心である。照会する場合、テーマ原案をe-mailにて送付して相談すること。
  • 不明な点があれば質問を。
7月8日 中西寛教授担当回
7月15日 「国」という単位――少数者保護・先住民保護・人民の自決権

【予習課題】

 以下それぞれの事例につき、法的に見てどのような相違があるか、それぞれの独立ないし併合の法的根拠はどのようなものであるか、考えてくる。

  1. イスラーム国
    ニュース(ロイター)
     
  2. クリミア「併合」
    国際法ニュース
     3月12日、3月17日から19日を参照。
     
  3. スコットランド独立住民投票
    イギリス政府サイト
    BBCサイト
      
  4. 琉球独立運動
    かりゆしクラブ
    琉球民族独立総合研究学会
 
7月22日 中西寛教授担当回