2013年度後期 公共政策大学院 国際行政制度

 

講義の概要
 

 

後期・2単位

講義の記録は→こちら

講義の概要・目的

本講義は、国連を題材に、「国際」的な「行政」のあり方を法的に把握する力を養成することを目的とする。併せて、極めて実践的色彩の強いしかも英語の教科書に取り組むことにより、実務的思考能力と英語読解力を高めることもねらいとする。

いずれは国際公務員を目指したいと思っている者、外務省等の官庁を目指す者、JICA/JBIC等の国際協力機関を目指す者、国際NGOで活動したい者、およそ一般に「国際」に関心のある者を対象とする。

講義計画と内容

教科書として、Franck, Chesterman & Malone, Law and Practice of the United Nationsを用いる。国連が現実に直面する問題を一次資料を以て簡潔に示し、それにどのような対応策を見出すべきかを考えさせる、実務・実践志向の教科書である。


全17章からなる教科書であり、1回の講義で1章ないし2章をこなす。受講生は、教科書の該当範囲を読み、教科書に示された問題について考えてくる。講義では、教科書に示された問題について、全員で議論を展開する。「私が担当者であれば、このように対応する」というように、自分が現場にいることを想定して考える。


受講生は、教科書に示された問のいずれかにつき、期末レポートを作成する。

履修要件
形式的な履修要件とはしないが、受講生は「グローバルガバナンス」・「国際法」を履修済であるとの想定の下に講義を行う。
成績評価の方法・基準

レポートおよび平常点(討論への参加状況)。


講義時間内の討論に参加しない者は、成績評価の対象としない。

教科書・参考書

【教科書】

【参考書】

フランス語文献も挙げているが、これはあくまで「参考」にとどまる。もっとも、フランス語を学んだ経験のある者には、これを機会に改めて挑戦することを強く勧める。国際公務員を目指す場合、フランス語ができると圧倒的に有利である上、フランス語執務能力が応募要件とされていることも 少なくない。

【関連URL】

その他

初回講義の予習課題については、上記M本ウェブサイトに9月に掲載する。

講義で扱う内容を学ぶ場としてはもちろん、英語読解力を鍛える場として、また、討論能力を高める場として、活用されたい。

オフィスアワーは特に設けないので、直接またはメールでアポイントメントを取ること。