2011年度前期 演習(国際機構法)
ゼミの概要
受講生への連絡(2011年1月26日追記)→ゼミの内容
科目 |
国際機構法 |
担当教員 | M本正太郎 |
曜日 | 月 |
演習題目と目的 | 国際投資法仲裁判断例研究 |
世界銀行の下に設立された投資紛争解決国際センター(ICSID)などにおける国際投資紛争仲裁判断例を素材とし、そこでの法の使われ方を学ぶことにより、国際法・国際機構法全般に関する理論的思考力と実務感覚とを鍛える。ゼミにおける報告の仕方・評釈の書き方についても留意し、書面および口頭におけるプレゼンテーション能力の向上にも努める。 | |
計画と内容 |
受講生は国際投資紛争仲裁について一切知識を持っていないことを前提に(ただし、国際法・国際機構法を学んでいることは前提として)、最初の数回で投資法の基礎を集中的に学び、その後、チームを構成して仲裁判断例を分担・報告し、最後に評釈を作成する。 国際投資紛争は、企業法務にも関わる実務的課題であると共に、国際法における私人の位置や民主主義など高度に理論的な問題をも扱う、注目の分野である。国連貿易開発会議(UNCTAD)において、投資法を教える大学・学ぶ学生のネットワークが構築されつつあり、可能であればそれを通じた国際交流についても考えてみたい。 |
合否判定方法 | 平常点およびレポート |
その他の特記事項 | 用いる資料は全て英語である。「英語を使って仕事をする」ための訓練の場としても活用されたい。質問があれば、hamamoto@law.kyoto-u.ac.jpまで。 |