2010年度前期 外国文献研究 フランス語

概要
 


講義の記録 受講生への指示があります(2010.03.16. 追記 2010.04.02.)


 

講義の概要・目的
 半期の間に集中的にフランス語を学ぶことにより、法学・政治学分野のフランス語専門文献を読み解くことができる能力を身につける。
講義計画と内容
 本講義では、リスボン条約発効を受けて新たな展開を見せるヨーロッパ連合に関するフランス語文献を扱う。

 講義では、単に仏文和訳をすることはせず、フランス語の文章の文法的構造を速やかに理解し、一つ一つの文の的確な理解を基に全体構造を把握することができるように工夫した教材を用いて、「フランス語を日本語に変換する能力」ではなく、「フランス語をフランス語として理解する」能力を鍛える。

 対象とするのは、"faux debutants"(初級文法を一通りやった経験はあるものの、それ以来フランス語に触れずに過ごしている、という者)である。もちろん、中級以上の能力を持つ者も排除しないし、真剣に取り組む意思と必要十分な時間をかける覚悟があるのであれば、全くの初心者であっても歓迎する。

 フランス語文章の正確な理解のためには、発音・リズムを正しく身につけることが極めて有用である。この講義では、フランス語の「音」にも力点をおく。

履修要件
 上記のとおり
成績評価の方法・基準
 期末試験の成績および平常点評価による。
教科書
 ヨーロッパ統合・ヨーロッパ連合に関する文章を素材とした教材を配布する。
参考書等
 ヨーロッパ統合に関する基礎的な理解のために、遠藤乾ほか『ヨーロッパ統合史』(名古屋大学出版会、2008年)を読んでおくことを勧める。
その他
  オフィスアワーは、開講時に指示する。

 当然ながら、予習のために相当の時間が必要となることは承知しておいていただきたい。